自己実現

ライフシフトの無形資産を手にする方法【人生100年時代をマズロー心理学で紐解く】

ライフシフト
自己紹介

 

人々が長寿命化し、ライフスタイルや働き方などがどんどん変わる時代において、一生涯にわたり自分の人生を楽しむために必要な能力とは一体何なのでしょうか?

激動の時代において、世の中の本質的なニーズを敏感にキャッチし、しっかりとお金を稼ぎ、自分にとって本当に望ましい人生を送るために必要な能力とは?

その答えを、『LIFE SHIFT―100年時代の人生戦略』における「無形資産」の内容と、「欲求階層」という言葉でもおなじみのアメリカの心理学者マズローの語る「自己実現」という観点から紐解いてみました。

LIFE SHIFT-100年時代の人生戦略における無形資産とは?

 

ライフシフト出典:amazon.co.jp

 

2016年にリンダ・グラットンさんが『LIFE SHIFT―100年時代の人生戦略』を出し、話題になりましたね。

彼女はこの書籍のなかで、人々の寿命が延び人生設計が根本的に変わることに伴って、僕たちの働き方も大きく変化すると語り、人生100年時代を生き抜くうえで重要になる要素として「三つの無形資産」について紹介してくれています。

無形資産とは

1. 生産性資産
2. 活力資産
3. 変身資産

の三つ。

人々の寿命が延び、僕たちの価値観やライフスタイルが次々に変化をしていく時代において豊かな人生を生きるには、この三つの資産の存在がかかせません。

また、グローバリゼーションが今まで以上に加速することや、IT技術や通信技術が発達することによって、その変化は今後さらに顕著になっていきます。

そんな、いままので価値観や常識が通用しなくなるような激しい変化の時代で、僕たちはどう生きていけばいいのでしょうか?

無形資産を手に入れ、それを維持し続ける方法とは?

これらについて、マズロー心理学との共通点を見出しながら三つの資産を一つずつ深掘りすることで、100歳まで有意義な人生を送る秘訣を探ってみましょう。

 

「生産性資産」とは

生産性資産

 

まず「生産性資産」とは、何かについてですが、これは収入を得るのに役立つもののことです。

それは大きく分けて下記の二つがあります。

・収入を得るのに役立つスキルと知識
・仲間、人的ネットワーク

資本主義社会生きる僕たちは、言うまでもなく「お金」を稼がないと自分が望む人生を送ることは難しい世界に生きていますよね。

その生きていく糧になる「お金」を得るのにスキル・知識・人が必要なのは言うまでもないことでしょう。

しかし、この三つの要素を自分の理想通りにすべて揃えるのはなかなか骨が折れることは、みなさんもご経験上分かるかと思います(笑)

特に、スキル・知識に関しては、激動の時代においては自分が吸収したことがスグに役に立たなくなることもしばしば。

では一体、どうすれば収入源を担保してくれるスキルや知識や人との繋がりを資産化し続けられるのでしょうか?

 

その答えにたどり着くためには、「収入とは何か?」ということについて改めて考える必要がありますが、それについて話し始めるともの凄い文章量になってしまうので、ここでは僕なりの結論だけ言いますね。

一言でいえば、収入を得ることとは「誰かの役に立つこと」であり、これはマズローの語る「利他と利己の統合」とかかわりの深い話なんです。

利他とは「他人の利益」、利己とは「自分の利益」であり、したがって「利他と利己の統合」とは、自分の利益と相手の利益が対立していないということ。

言い換えれば、限られたパイを奪い合う椅子取りゲームによってどちらか一方しか利を得られないのではなく、自分も相手も双方ともに利を得ることが「利他と利己の統合」です。

要するに、「自分のためになること」と「相手のためになること」が一致している状態ですね。

あるいは、「相手の喜び」が「自分の喜び」になっている状態のことと言ってもいいでしょう。

つまり、誰かの役に立つことで収入を得ることが自己犠牲になっていないということが大切なんです。

これを一言でいえば、「仕事が喜びになっている」と言い換えても良いかもしれません。

逆に言うと、仕事が本当の意味で喜びになっていない人は、自分か相手のどちらかが犠牲になっているということ。

 

そして、自己犠牲を伴うことなく健全なかたちで他者(社会)に貢献することは、自己実現そのものです。

「自分を活かすことで他者を活かすことができる」
「相手のよろこびが自分のよろこびになっている」
「やりがいをもって楽しみながら収入を得る」

自己実現を極める道のりの中で、こういった言葉を体験し、スキルや知識や人との巡り合いは自ずと手に入ります。

むしろ、マズロー心理学における意味において自己実現をしている人で、スキル・知識・人との繋がりを持ち合わせていない人は一人もいません。

マズローの語る自己実現を生きられている人々は、みな同様に自分の可能性を活かすことで誰かの役に立ち、その仕事を通して「生産性資産」を手に入れ、収入をしっかりと得られています

言い換えれば、収入を得るために自分を社会に合せるのでも、自分を守るために社会から孤立して独善的な生き方をするのでもなく、自分のオリジナリティと社会のニーズとをちゃんとすり合わせる形で自分を活かすことで、彼らの生産性資産は自然と身に付いていくんですね。

ちなみに、三つ目の生産性資産である人的資産としての「人との繋がり」は、マズローの語る欲求階層における「所属と愛の欲求」と関わりの深いものですね。

 

「活力資産」とは

活力資産

 

次に、「活力資産」についてです。

これは、僕たちに幸福感と充実感を持たせてくれるもののことで、

・心身の健康
・良好な友人関係
・良好な家族関係

などがあります。

 

「心身の健康」はマズローの十八番の分野です

アメリカの心理学会の会長を務めるほどの卓越した能力と人格をもっていたマズローが辿り着いた「健康な心とはなにか?」ということの結論が自己実現そのものだったことは、あまり知られていない話。

また、自己実現に生きる人は健康な心の持ち主であると同時に、身体的な健康への意識も高いです。

あるいは、健康な心が健康な身体をもたらし、健康な身体は健康な心を養ってくれていると言っても良いでしょう。

そして、そのキーワードが「欲求」であり、マズローはそのことを欲求階層という分かりやすい概念で僕たちに理解させてくれます。

ちなみに、欲求階層とは人間の欲求というのをいくつかにグループ化しそれを階層上に積み上げるような考え方のことですね。

マズローが語るこの欲求階層の話は本当に奥が深くて面白いのですが、ここでは欲求と健康の関係性を一言で言えば、僕たちは自分の欲求を健全なかたちで満たすことで真の心の健康を手に入れることができます。

そして、欲求階層における各欲求を健全に満たした人は、自然と良好な人間関係に恵まれます

つまり、自分の心が欲しているものをしっかりと満足させてあげることで、心は健康になり自分にとって理想的な人付き合いができるようになるのです。

なぜなら、「~したい!」という欲求を満たすことで心は健康になりますし、なおかつそのようにして満たした欲求階層のなかに先程出てきた「所属と愛の欲求」があるからです。

なお、この「所属と愛の欲求」とは端的言えば「誰かと繋がっていたい!」という欲求のことです。

つまり、言い換えれば、自分のもっている様々な欲求を適切な方法と正しい順序で満足させることはこの「所属と愛の欲求」を満たすことになり、それはすなわち自分の周囲の人々と良好な人間関係を築くことができるということです。

望ましい人間関係のなかで生きている人の心が健康なことは、なんとなくイメージできますよね。

 

なお、ここではその理由の根拠についての話は割愛させていただきますが、自分の欲求を満足させる上で大切なのは、自分の欲求階層を自己犠牲も他者犠牲も伴わずに満たすということです

これは、一つ目の無形資産の「生産性資産」で語った「利他と利己の統合」の話とも通じますね。

 

そして、何を隠そうこの欲求階層の上位に位置するのが「自己実現」なんです。

自己実現に生きる人は、「所属と愛の欲求」を満たせており、良好な人間関係に囲まれた健康な心の持ち主です。

つまり、このような意味においては自分の他者との関係性を洗練させることそのものが自己実現であり、それが「活力資産」を手にする方法になっているのです。

別の言葉で言えば、「活力資産」を身に着ける一番の近道は、マズローの語る欲求階層と自己実現の話を理解し、それを自分の人生に焼き直し落とし込むことであると言ってもいいかもしれません。

いずれにしろ、心の健康と人間関係の質の良し悪しは密接に結びついていると同時に、真の心の健康は良好な人間関係がなければもたらされないものです。

だからこそ、僕たちは人間関係における問題に苦しみ悩むんですね(笑)

 

「変身資産」とは

変身資産

 

さて、それでは最後の無形資産である「変身資産」についてです。

「変身資産」とは、僕たちが人生における様々な変化の中で、その変化に縦横無尽に適応する能力のことになります。

変わるのは、「社会システム」や「従事する仕事」や「ライフスタイル」といった自分の外側における物事の場合もあれば、「価値観」「興味・関心」といった自身の内面的なものである場合もあります。

コロナの出現によって在宅勤務やリモートワークが促進されたり、市場のニーズが変わり天職を余儀なくされた方がいますよね。

その中で、自分の考え方や大事なものの優先順位が変わり、選択や行動が変わった人も多いはず。

なお、「変身資産」の具体例には、

①自分自身についての理解
②新しい経験に対しての開かれた姿勢
③新しい人的ネットワークへの参加

などがあてはまります。

 

まずは①に関して。

この「自分自身についての理解」とは、すなわち自己理解のことであり、僕たちは自己理解が深められていないと、情報の波に踊らされ他人軸で生きることになります

それは、自分の真の欲求がなにかも分からず、アッチへコッチへふらふらと無い物ねだりをするだけの人生を送るということ。

自分軸が定まらず社会からの一方的な指示に従うだけの人は、他者に都合よく搾取されるだけで自分を活かして人の役に立つことができません。

これは言わずもがな心を不健康にする生き方でもあり、すなわちモヤモヤ悶々とした不平不満だらけの毎日を100歳までずっと生きることです。

仕事で言えば、自分の立ち位置が見つからずに中心が覚束ないまま職を転々とすることや、あるいはこれとは逆に、今の安全な環境や過去の実績などに執着していることなどが当てはまり、言わすもがなこのような生き方はこれからの時代において悲惨な人生をもたらします。

いずれにしろ、このような人びとの共通点は、自分の個性を発揮しながら全体の川の流れに身をゆだね優雅に泳ぐことができない状態であるということ。

そして結果的に、顧客のニーズも雇用主のニーズも満たせなくなり、おまんまを食いっぱぐれるような状況になってしまうのです。

逆に、しっかりとした自己理解ができており自分軸が明確であれば、その軸を起点に自由に仕事を選択し、ブレることなく世間のニーズに呼応できます。

そして、自分軸を明確にすることは、マズローの語る自己実現そのものです

自己実現を生きることは、自分を中心に据え、どっしりと構え、地に足をつけて生きること。

もちろん、必要とあらば活躍の場を変えることもありますが、それでも彼らの自分の中心はまったくブレていませんし、同時にいつでも誰かの役に立つことが目的にちゃんと据えられていて、なおかつそれは自分や誰かを犠牲にするものではありません。

要するに、変身資産の①「自分自身についての理解」とは、「自分が本当に求めていることを見極めること」であり、それと同時に「その見極めた自分を中心軸に据えて社会に貢献する生き方を見出すること」と言い換えていいでしょう。

自分を知り、社会を知ることで、僕たちは本当に望ましい人生を生きられるようになるんですね。

 

次に、変身資産「②新しい経験に対しての開かれた姿勢」について。

マズローの語る自己実現に至る方法の一つに「自分を開く」というキーワードがあるのですが、これはまさにこの二つ目の変身資産のことだと僕は思います。

これは①「自分自身についての理解」の内容とも通ずる話ですが、変化を拒むことは自分を閉じることです。

そして、自分を閉じれば過去と同じような経験をただ繰り返す毎日になり、どんな経験も不毛でつまらないものになり下がってしまい、日常は退屈かつ不安でいっぱいになります。

しかし、それにも関わらず、多くの人々がこのような日常を生きがちです。

では、どうして僕たちは、不満を抱きつつも自分を閉じて潤いのない日々を送ってしまうのでしょうか?

それは、「怖いから」なんですよね。

 

僕たちは往々にして、恐怖心により変化を拒み、知っていることや慣れていることを優先的に選択します。

未知のものごとにはなかなか手を伸ばそうとしません。

人間というのは、自分が理解できていないことや予測や予知ができないことに対して不安を抱くようにできています。

しかし、不安や恐怖にコントロールされ安全で無難な道ばかり選ぶことで、人生は彩を失ってしまいます。

マズローの語る「恐怖と安全」における話は、このようなモノクロで渇き切った人生を打開する上で欠かせない話。

ここではその結論だけかいつまむと、僕たちは自分の中にある恐怖心としっかりと向き合うことで、恐怖に従うことなく自分を開きイキイキとした人生を送ることができます。

要するに、自分のなかの「恐れ」を無視したり、それを奥に押し込んだり、あるいは恐怖心を打破するのではなく、恐怖心と手を取り合いながらパートナシップを結ぶということができるようになることで、自分を解放し変化を受け入れ対応できるということですね。

逆に、恐怖心と理想的な関係性を結ぶことができなければ、自分を開くことはおろか、「現状維持」に必死になり、社会から取り残されてしまうでしょう。

つまり、開かれた自分で生きることで、柔軟に自分自身を扱うことができ、そのような在り方で生きることで時代と相互に共鳴できるということです

それが、本当の意味での豊かさを受けとることができるこれからの時代の新しい生き方であり、変身資産「②新しい経験に対しての開かれた姿勢」のことなのだと僕は思っています。

まあ、とは言え、そもそも自分を開くことそのものが「恐怖」のことなんですけどね(笑)

 

さて続いて、③の「新しい人的ネットワークへの参加」についてです。

これは、「活力資産」における「良好な人間関係」の話の際に触れたこととも繋がってくる内容ですよね。

コロナによって、自分の望むものが明確になったり、未知の世界に乗り出す経験をしたりすることで、今までとは違った人々との繋がりを見出した人は大勢います。

そして、そのような個々人の変化は、水面に落とした雫のようにあらゆる形で派生し、周囲の変化を促し、変化した周囲はまた新しい変化を生み出します。

この連鎖のイメージは、マズローの語る社会構造そのものであり、自己実現における大切な要素である「すべての人々との一体感」「愛情深い人間関係」とも関りが深いもの。

あるいは、少し専門的なワードですが、マズロー流の「シナジー」の話は理想的な他者とのネットワーク構築のかたちを説明しているものとも捉えられます。

要するに、社会を全体的かつ包括的な視点で捉えることができなければ、一体感を感じられず、結果的に変化の流れに身をゆだねることができません。

そして、そうなると「新しい人的ネットワークへの参加」を拒否するようになります。

つまり、社会全体との良好な関係性が築けなければ、恐怖に支配され最終的には社会から孤立せざるをえなくなるということです。

逆に、自分を理解し社会の中で自己の可能性を柔軟に発揮することで、全体性のなかで自分の人的ネットワークを自由に変化させていくこともできます

そのためには、自他に対する健全な愛情を育めなければなりません。

もし、自分も他人も愛情深く受け容れることができなければ、新しい出会いを拒絶し固定化されよどんだ人生を生きることになったり、日々の時間がしがらみばかりが増えるストレスたっぷりの人間関係で満ちることになります。

そして、これとは逆に自己実現に生きる人は、時代の変化を受け入れながら、自他にとって最も望ましい人間関係を構築することができます。

既存のグループに所属している場合も新しいネットワークに参加する場合も、自己実現している人はその両方において突出した能力を発揮することができます。

つまり、変身資産③の「新しい人的ネットワークへの参加」とは、縦横無尽に自分を変容しつつ新しい可能性をどんどん開いていけることであり、そのためには自己理解を促進させ恐怖心と向き合いながら新しい経験を向かい入れる必要があるということですね。

要するに、変身資産である①自分自身についての理解②新しい経験に対しての開かれた姿勢
③新しい人的ネットワークへの参加はぜんぶ繋がっているということです

 

結局どうすれば、三つの資産は手に入る?

変身資産

 

さて、最後にここまでのおさらいをして全体のまとめをしてみましょう。

人生100年時代を生きる上で大切な無形資産とは、「生産性資産」「活力資産」「変身資産」の三つ。

そして、

「生産性資産」=「収入を得るのに役立つスキル・知識・人」
「活力資産」=「幸福感や充実感を感じさせてくれる人間関係とそれに裏打ちされた心の健康」

「変身資産」=「変化に縦横無尽に適応する能力」

であり、そのためには自己理解を深め恐怖心とパートナーになり自分を開くことで新しい世界を受け容れ自分の意志で踏み出していくことでした。

 

マズローの語る自己実現的な姿勢・態度・在り方は、自ずと「生産性資産」としての収入を得るのに役立つスキル・知識や人的ネットワークを作りだしてくれます。

また、「活力資産」における心身の健康や良好な人間関係も、自己実現を生きている人がもつ特徴です。

そして、彼らは「変身資産」を起点にこの二つの資産育むことで、それらをがより洗練されていくのです。

つまり、このような意味で、「生産性資産」「活力資産」「変身資産」は三つセットなんですね。

そして、マズローの語る自己実現は、まさにこの三つの資産をまとめて語ってくれているものなのです。

だからこそ、自分の自己実現を極めることが大切なのだと僕は思っているんです。

「人生100年時代」を生きるには特にそうでしょう。

マズローが心理学者として活躍していたのは主に1960年代ですが、このような意味でマズロー心理学にようやく時代が追いついてきたように僕には感じられます。

というか、「人生100年時代」と言われるような時代だからこそ、マズロー心理学は必要とされるのでしょう。

 

したがって、最後に全体的な結論を一言で言えば、僕たちは自己実現を生きることで自然と三つの資産を手にすることができるということです。

 

つまり、あえて言い切ってしまうと、自己実現を生きていない人は苦しい人生を余儀なくされるのがこれからの時代。

自分の自己実現を無視すれば、変化に適応できず、過去に縛られ、恐怖心に従い、己の本心を殺しながら、不健康な心と望ましくない人間関係のもとで100歳まで生きるしかないのです。

逆に、これまでも触れてきたように、自己実現を生きている人は、どんな変化にも対応しながらありのままの自分を世界に表現します。

彼らは、自分の欲求に素直に従うことでよりよい社会の実現に寄り添うことができ仕事を楽しみながら豊かな人間関係の中でみずみずしい心の在りようを保ちながら100歳までの人生を謳歌できるのです

 

そして言わずもがな、どちらの道を選ぶのかは、自分次第。

自分の人生を、自分の喜びに従い自分自身の手で創造する醍醐味は、何ものにも代えがたいものです。

 

自己実現を通して、自分の「生産性資産」と「活力資産」と「変身資産」をしっかりと磨いていく。

そして、そういった活動のなかで、自分を「再創造(リ・クリエート)」し続けていく。

そうすると、結果的に、お金などの有形資産も、継続的・長期的・安定的に形成され続けていく。

そしてこれこそが、人生100年時代をハッピーに生きていくための人生戦略であると、僕は思います。

平たく言えば、マズローの語る内容と人生100年時代の話は非常に親和性が高く、相性も良いんですよね。

きっと、リンダ・グラットンとマズローが語り合えば、意気投合し仲良くなるのではないかと僕は勝手に期待しているくらいです(笑)

このような意味でも、マズローの語る内容は、やはり時を経ても色あせることがありません。

むしろ、時代を超えて、世界が進むにつれて、人々にフィットしていくような気がします

いずれにしろ、それぞれの人が自分なりの方法で世界と調和し、時代と呼応し合いながら人生100年時代を堪能できればいいですね。

 

働く自己実現
働く上での自己実現とは?マズローが語った「自己実現者と仕事との関係性」 働くことを通して自己実現するとは、一体どういう事なのでしょうか? 仕事において自己実現に至ると、どんなメリットがあ...
自己実現の欲求
自己実現の欲求とは?マズロー自身が語った特徴・意味・具体例を紹介 マズローの欲求階層において生理的欲求、安全の欲求、所属と愛の欲求、尊重の欲求に次ぐ5番目の欲求である「自己実現の欲求」。...
オレンジマズロー
関連記事